元プロ野球選手の黒田博樹さん。
現在は広島東洋カープの球団アドバイザーを務めています。
黒田博樹さんの座右の銘“耐雪梅花麗”は多くの人に強い印象を与えています。
この言葉には、彼の人生や野球に対する思いが込められており、
この記事ではその意味や背景がどのように結びついているのかを紹介します。
黒田博樹の座右の名“耐雪梅花麗“の意味は?
“耐雪梅花麗”は、「たいせつばいかうるわし」と読みます。
意味は、“雪に耐えて梅の花は美しく咲く“、という意味で、
困難を乗り越え、美しい結果を咲かせることの大切さを説く言葉です。
この言葉は、西郷隆盛が詠んだ漢詩の一節です。
西郷隆盛は、イギリスへ留学する甥にこの詩を贈りました。
新天地に向かう甥への激励の言葉だったようです。
“耐雪梅花麗”が話題になった理由
黒田博樹さんがこの言葉を語ったのは2015年4月23日のインタビューでした。
この時期は、黒田さんがメジャーから古巣・広島に復帰した年。
メジャーで年俸20億円を提示されていたにもかかわらず
古巣・広島カープに4億円で復帰しました。
「お金よりも、最後にカープのユニフォームで投げたい」という思いが理由だったそうです。
多くの人が「年俸を大幅に下げてまで戻ってきた姿」に驚き、感動しました。
そんな中で語られた“耐雪梅花麗”という言葉。
まさに厳しい環境やプレッシャーの中でも自分の信念を貫いた黒田さんの姿勢を表しており
多くの人の心に深く残ったのです。
当時のインタビュー記事

黒田博樹の生き方に表れた“”の精神
黒田博樹さんの生き方は、まさにずっと
“耐雪梅花麗”を体現しているように感じます。
メジャーのオファーを断り、古巣に戻るという決断は
金銭や名声よりも、自分の信念を優先した行動と言えます。
また、40歳を超えてなお先発ローテーションを守り続け、
厳しい環境の中自分を律し、結果を出し続ける強さが伝わってきます。
どんなに困難な状況でも粘り強く努力し、最後には結果を咲かせてきた。
まさに“耐雪梅花麗”の精神が黒田さんの生き方・精神に重なっているようです。
まとめ
黒田博樹さんの座右の銘“耐雪梅花麗”は、ただの言葉ではなく
彼の生き方そのものでした。
厳しい状況に耐えて努力をつずけたからこそ、彼の言葉は
今も多くの人の心に響いているのだと思います。
すぐに結果が出なくとも、今は辛く苦しくとも
その先の、乗り越えた先には
本当の花が咲く。
そんなメッセージを感じました。
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